4月は年度始めの時期です。つまり、新歓の時期です。
北大鉄研という“ぬるま湯”に1年居ましたが、今度はそのサークルを外に示す番になりました。
私が去年感じた“無気力感”。それを払拭するために奔走してきました。
新友のつどいに写真を出し、総代決め*1にて宣伝し、新入生説明会に参加し、ビラを配りました。
また、新入生向けパワポも一掃し、より親切なサークル説明を目指しました。
おかげ様で初回の説明会には、10人を超える新入生に来ていただけました。ありがとうございます。皆様を心より歓迎いたします!
でも、私はそもそもなぜ鉄研に入ったのでしょう…?
僕は高校時代、鉄研を立ち上げた過去があります。だから、大学でも鉄研に入ると決めていました。
しかし、鉄道好きの大半は鉄研に入っていません。趣味を個人で楽しみながら、一般人を装って生きています。
「鉄研入らなくても彼女なんて出来ないのに、なんでだろう…」と思っていました。
でも、その理由が今なら分かります。
鉄研って、遠慮も労力も要らない、大学の片隅の狭いコミュニティなんです。
鉄研は、それはそれは居心地が良いものです。女子もおらず、鉄道ネタが通じるために会話に困らない。話題の選別や遠慮も必要ありません。けだものはいても、のけものは居ません
でも、実は鉄研自体が大学の除け者であることに気づきます。
鉄道好きの全員が鉄研に入っているわけではないのです。撮り鉄は写真部に入って、弊鉄研の顧問と一緒に山に登って撮影をしています。地理専攻の鉄道好きの同期たちは、他に運動や部活をしながらゆるーく趣味を楽しんでいます。そして、そういう鉄道好きの方が話していて楽しかったりします。
鉄道好きという趣味自体が除け者であることも否定できないでしょう。でも、そこは自分が鉄道にどっぷり染まった人間なので仕方ありませんね。
この労力を使わない団体は逆に、より良くしようとするのにはとても労力を使います。
私は、なるべく多くの鉄道好きに鉄研に入って欲しいと心から願い、だからこそ頑張って歓をしようとしました。鉄研をもっと開かれた団体とするために、いろんな層の鉄道好きが入ってくることを願っていたのです。でもそれに対して、この狭いコミュティーの構成員は、こう言うのです。
「何をしても結局新歓効果はない」
「鉄研入りたいやつは何もしなくても入る」
「新歓して詳しくない人に入られても…」
私としては、「誰か(=自分)が犠牲を払えば、労力に見合わずとも効果は得られる」と言ってきました。そして、実際には先輩方も新歓活動に協力してくださいました。
蓋を開けてみれば、新入生は例年を大幅に上回る勢いで来てくれました。
今年の新歓方法に効果はあったと言えるでしょう。でも…
今春の新歓を振り替えるに、ちょこちょこ工夫を凝らしつつも会全体としての演技力がないためか、例年通り「我々がどうしようとそもそも入る人は最初から~」論を補強する結果になってしまったと思う
— T恤 (@RandyF20R) 2017年4月21日
演技力。それは、なるべく多くの新入生を歓迎する雰囲気や、鉄研会員となれるように丁寧にチュートリアルをすること。 そして、内輪ネタや難解な言葉を使わず新入生を置いてけぼりにしないような配慮。脱走とか遅刻をなるべくしないこと。
今までの新歓でも構わないという発言は、鉄研の現状に満足しているから出るのでしょう。そして、わざわざ労力をかける必要がないと感じているのでしょう。
でも自分は、「今までの鉄研ではまずい」という自分の良心があります。
私は、大学に入りたての新会員に期待をしてきました。
それゆえに、一人で突っ走って新歓をしてきたのでしょう。
そして、内地*2各地出身の新入生が来てくれました。
でも、新歓も終わった今、僕も一旦立ち止まるべきなのかもしれません。
このまま突っ走れば、それは暴走になってしまいます。自制せねば…
2年生や3年生の皆さんが、「変えようとすることを妨害する」という老害でないことに感謝しております。私として、今後新規でしたいことは2つ。
- 楡陵祭の新展示
・・・混合列車を販売していた空きスペースを潰し、新しい展示を行います。自作のBVEや動画などを想定していますが、他にも企画案を募集しています。
- てつけんサミットへの出展
・・・例年8月に行われる、鉄研同士の交流会です。私の知り合いが多く出展する場でもあります。北大鉄研が道外とも積極的にかかわれるチャンスだと思っています。ただし、会員の皆様に内容を詳しく伝えておりませんから、今後しっかり説明します。
新しいことをすることは、多くの労力を使います。それでも、少しづつ…
最後に、新会員が楽しい学校生活を送るために、お願いしたい事が2つあります。
ということで、新入生の皆さん、よろしくお願いいたします🙏