こんにちは、ぱにろくです。
木下ひなた*1さんが北海道出身ということから、出身地がどこか気になって研究していました。
道内のりんご産地を回り、@_39ML_氏と「木下ひなたの田舎を探ろう!(在庫切れ)」という同人誌を昨年末に出しました。お求め頂いた皆様、ありがとうございます。
本では余市・壮瞥・七飯・空知などを紹介しましたが、個人的にひなたの田舎は余市が有力だと思っていました。
しかし、2020年。公式コミカライズの「Blooming Clover」の第31話でひなたの〝田舎〟が詳細に記述されたのです。BCによれば、木下ひなたの出身地は壮瞥町と判明しました。
壮瞥町の「りんご祭り」は視察したけど、BCで描かれたとこを見に行かなきゃ!ということで聖地巡礼してきました。
【目次】
以下、当記事には第31話のネタバレを含みます。
↓第31話が収録された「電撃マオウ6月号」
- 発売日: 2020/04/27
- メディア: Kindle版
アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 6 オリジナルCD付き限定版 (電撃コミックスNEXT)
- 作者:稲山 覚也
- 発売日: 2020/03/27
- メディア: コミック
本記事に掲載した漫画のコマは、電撃マオウ6月号(P487~P530)に収録の、稲山覚也先生の「アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover 第31話」より引用致しました。
なお、本記事では一部のみ引用しますので、是非お求めになって本記事の写真と見比べてみてください。途中の特急北斗までは「試し読み」から確認することもできます。
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1.新千歳空港から
それでは、新千歳空港から順番に、ひなた&Clover&エミリー達の足取りを追ってみましょう。
ひなた達がお話しているのは、新千歳空港の到着ロビーです(P488/3コマ)。
普段なら、このロビーには多くの旅行者や出迎えが居ますね。
ひなたが佇んでいたのは、道南バスののりば案内前(P489/3コマ)です。
さて、空港からは列車で移動です。
新しくなったみどりの窓口(P495/4コマ)できっぷを購入*2。
ひなた達が乗車したのは、ロングシート*3の快速エアポート札幌方面行。
〝カッ〟というコマ(P498/5コマ)は、トンネルから出た明かりと電柱を表現していると思われます。(写真左側)
そして3分で南千歳駅に到着。駅弁屋が描かれていますね。
南千歳からは函館行の特急北斗に乗換します。
2.特急北斗に乗る
ひなた達が記念撮影をした、特急北斗の車内です。
なお現実は一人旅な模様。
函館行の左側の車窓からは、海を望むことができます🌊。作中では海の向こうに山が描かれています(P499/4コマ)が、私が行った日はあいにくの曇り。晴れていれば見えたのかも。。。
また海沿いの駅(P499/7コマ)は、伊達紋別の1つ手前「北舟岡駅」です。北海道で海に最も近い駅の1つと言われています。
3.伊達紋別駅に到着
さて、1時間ほどで列車は伊達紋別駅に到着。
たまたま、作中でも描かれている普通列車も居ましたね🚃
改札を通って...
おお、確かにこの駅舎は伊達紋別駅だ...!
発車時刻表(P500/4コマ)は、特急の時間が一致しています。
普通列車には現行ダイヤと数分のズレがありますが、2019年度のダイヤと一致しています。
稲山先生は去年の夏に来たのかな…?
4.道南バスに乗る
ひなた達は、伊達紋別駅からお迎えのミニバンに乗っています。
しかし、僕は一人旅。そこで「伊達駅前」からバスに乗って壮瞥町を目指します🚌💨
ちなみに上の写真の建物も作中(P501/4コマ)で再現されています。
ではここで、壮瞥町の地図を見てみましょう。(国土地理院地図を元に作成)
ご覧のように、壮瞥町は海岸線から山を越えた向こう側。カルデラ*4の内側で山に囲まれた、洞爺湖に面する街です。
伊達紋別駅からは「洞爺湖温泉行」や「大滝(本町東団地)行」「倶知安行」に乗車します。
なお帰りは「伊達駅前行」や「室蘭行」で帰ることができます。
漫画では一面の洞爺湖展望がでてきますが、国道からは見えませんでしたね…。
ただ、ビニールハウスなど〝らしい〟車窓を眺めることができます。
5.壮瞥町で歩く
伊達駅前から20分ほどで、壮瞥町に到着します。聖地最寄バス停は「滝の町」と「農協前(倶知安/大滝行のみ)」です。運賃は400円前後。
さぁ、ひなたたちが買い物した〝aマート〟に行ってみましょう。
りんご産地でAマートとホクレンセルフ*5が並んでいる所は、壮瞥町のみぴったり一致。このカットが聖地を断定できた根拠です。
Aマートの中はコンビニのようですが、農産物を多く売っている特徴があります。
Aマートから国道側を見た図。物置とゴミ捨て場(P511/2コマ)も一致しています。
「お空が広くて気持ちいい!」って言いたいけど、天気が悪いのはご愛嬌。
作中で可奈たちがダンスレッスンをしていましたが、僕が行った時には駐車場は車が出入りしていました。
なお、未発売の第32話では夏祭りの神社が出てくるようです。モチーフになっているのは壮瞥神社でしょう。実際の盆踊りは近くの山美湖駐車場で行われているようです。aマートから歩いていくことができます。
そういえば公衆トイレにりんごのマークが🍎
周囲に人が居ないのを確認して、ひなたぬいをパシャリ📷
お時間があれば、壮瞥温泉だったり、道の駅も訪問すると楽しめると思います♨️
最後に、木下家ですが、これは想像上の個人宅として「この辺に居るんだなぁ.......」と思いを馳せるに留めておきましょう。
6.伊達市街に戻ってきて
さて、バスで伊達紋別に戻ってきたら時間が余ったので、伊達市街を散策。
ツルハドラッグ(P504/1コマ)は伊達市内に3店舗ありますが、蒲鉾型の屋根は伊達店のみ。
実際と反転して描かれています。
そして実は、このツルハの向かい側には「イオン伊達店」があります。クルマ社会の立役者たるイオンは、人々の暮らしに欠かせない存在です。Aマートにないモノもここで買うことができます。
そして私は、Aマートで買った生ちらし(30%引)を食べながら、南千歳へと帰りましたとさ。
おわりに
実際に巡礼して、稲山先生が現地をよく取材して描かれたのだと実感しました。木下ひなたさんの田舎に関する設定が掘り下げられ、より彼女のバックグラウンドに思いを馳せることが出来ることに、感謝します。細かい部分が大変な鉄道描写も、丁寧に描かれおり感服です。
このご時世が落ち着いてきたら、皆様も北海道に遊びに来てくださいね。自家用車でも気楽に巡礼できますが、せっかくなら特急の旅情もぜひ味わって欲しいです。
ただ、壮瞥町は聖地だと認知されている訳でもない町です。現地で暮らしている方に不快感を与えないよう、節度ある訪問をお願いします。
追記)
その後のBC、そしてSFY!ガチャで木下ひなたさんの田舎情報がまた出てきましたねぇ…!
ありがたいことだべさ…。
おしまい